知育時計を作る

     

知育時計を作る

実際にカチコチ動く知育時計を作りました。
ダイソーで購入した壁掛け時計とおもちゃの知育時計を材料にしているので、それらを組み合わせただけです。

材料も作り方もシンプルなのですが、途中工具を使用したり少し力のいる作業や危険な作業もあるので、小さなお子さんのいる環境では気を付けて作業してもらいたいと思います。

時計を分解するなんて初めてでしたが、一人で黙々と作業しました。
少し不格好なところもあるのですが、完成た時計を見た子供が「ボクのとけいー!」とやたら喜んでたので、満足度は高いです!

基本さえ覚えておけば、あとはなんとでもアレンジできますよ。
ではさっそく作り方をご紹介していきますね。

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時計の読み方の勉強になる知育時計を作る材料

今回はダイソーで買った、壁掛け時計とおもちゃの知育時計をベースに作っていきます。

知育時計を作る 主な材料

知育時計を作る材料
壁掛け時計 ×1
おもちゃの知育時計 ×1
単三電池 ×1(※材料費外)
ドライバーセット(※材料費外)
木工用ボンド(※材料費外)
油性マジック(※材料費外)
おりがみ(※材料費外)

知育時計の材料の商品詳細

商品名:掛時計 木目調
品番:KO-16-P6 TK814、300円時計 5
バーコード:4549131437713
材質:ポリプロピレン、ガラス
サイズ:直径約22.5cm
その他:単三電池1本使用(別売り)
税込価格:330円
購入日:2018年1月

商品名:知育玩具(時計)
品番:YM-17-P6 TK73、知育玩具283
バーコード:4549131494921
材質:シナノキ
対象年齢:3歳以上
税込価格:110円
購入日:2018年2月

製造国:中国
発売元:(株)大創産業
購入店:ダイソー

購入した壁掛け時計が300円でしたので、おもちゃの知育時計と合わせて材料費は400円です。

小さなサイズの時計を選べば100円で売っているものもあります。

小さなサイズの時計はこちらの記事で少し紹介しています。
DIY記事トイレの壁面収納を作る

今回はおもちゃの知育時計に合うサイズを選んだので、普通の壁掛け時計のサイズをチョイスしました。
どんな知育時計を作るかによって、合ったサイズの時計を選んでください。

その他材料費外で使用したものもありますが、自宅にあるもので代用していただくなどしてもらえると思うので、材料費にあわせませんでした。

製作時間は、約40分。
力仕事が得意な方などはもっと早くできるかもしれません。私は知育時計を分解するところに時間がかかってしまいました。

知育時計の作り方

ではさっそく知育時計を作っていきましょう。

まずは壁掛け時計を分解していきます。

知育時計を作る 時計を分解していく

こちらの壁掛け時計から欲しいのは、時計の本体の部分だけです。
外枠や文字盤の部分は今回は使用しませんので、壊さないようにそっと外していきますよ。

知育時計を作る 外枠を外して針を外す

針は秒針から順番に、特別な工具なしに引っこ抜けます。
針自身が曲がらないように気をつけながら取り外していきますよ。

針が外れたら、時計本体が文字盤に固定されている爪を外します。
爪を外すのが難しいようでしたら、マイナスドライバーなどをひっかけると緩みやすくなります。

針と爪がはずれたら、時計本体をパコっと取り外せるはずです。

知育時計を作る 時計を取り出す

これが取り外せたら、壁掛け時計での作業はおしまいです。

続いておもちゃの知育時計を分解する作業にとりかかります。

こちらもまず針を取り外します。

知育時計を作る おもちゃ時計の方も分解していく

本物の時計と同じように、上の方から順に引き抜いていけるはずです。

長針を持って少し上に持ち上げるようにすると、留めが外れるかと思います。今回はこちらの長針や短針は使用しないので、万が一折れてしまっても大丈夫ですよ。

このままでは、さきほど取り外した時計本体と組み合わせるには厚みがあり過ぎるので、半分に割ることにしました。

さいわい薄めのベニヤを2枚貼り合わせてあるだけの作りのようなので、合わせてある部分にマイナスドライバーを差し込んで少しずつはがしていきました。

知育時計を作る おもちゃ時計の薄さを半分にする

差し込みにくい場合は、キリで少し穴を開けるか、小さなサイズのマイナスドライバーを入れてから、大きいサイズのマイナスドライバーを入れるとうまくいきました。

ゆっくりやらないと割れてしまうので、慎重に進めます。
糸鋸などを持っている方は、切ってしまった方が早いと思います。

この作業が一番時間がかかって力がいりました。

キレイに剥がれたら、針を刺す穴も広げておきましょう。

知育時計を作る おもちゃ時計の真ん中の穴を広げる

太いプラスドライバーをねじ込むようにして、穴を広げました。

ここまで出来たらあとは組み立てていくだけです。

はがした裏面がガサガサしてきたないので、のりやボンドでキレイな紙を貼ります。
今回は折り紙を使用しました。

知育時計を作る おもちゃ時計の裏に折り紙を貼って時計を固定

紙が貼れたら時計の本体を差し込んで、グラグラしないようにボンドで固定してしまいます。
キッチリしすぎなくても大丈夫ですが、垂直水平を軽く確認して貼り付けると見栄えもキレイです。

あとは針を、取り外したのと逆の順序(短針→長針→秒針の順)で取り付けていきます。

今回使用した時計の針は真っ黒なのですが、せっかくなので子供に説明しやすいように色を分けようと思いました。

知育時計を作る 時計の針に色を付ける

赤と青の折り紙を切り抜いて貼り付けただけです。
「短い針は何色?」「赤くて長い針」といった伝え方もできるので、できれば色分けできるといいのではないかと思います。

全て組み立てるとこうなりました!

知育時計を作る 組み立てたところ

いいですね~。イメージ通りにできました^^
電池を入れて動作をチェックしてみましょう。

針を取り付ける場合は、秒針、長針、短針全て、12のところに揃えてセットしてから、電池を入れてスタートさせてください。

このままでもいいのですが、こちらの文字盤では、分を示す目盛りがないので、それだけは自分で書くことにしました。

もともと時計本体を取り外した文字盤の目盛りを参考に、油性マジックでちょんちょん印をつけただけです。

知育時計を作る 完成

最終的に完成したのがこちらですね。

ちょっと針が長すぎましたが、針がどの目盛りのところに来ているのかが見やすいので、これはこれでいいかと思います。気になるようでしたらペンチ等でカットしてから色付けすればOKですよ。

知育時計を作った感想

最初、おもちゃの知育時計を見つけて、『これが動けば最高なんだけどなぁ』と思ったところがスタートでした。
時計を分解なんて初めてやりましたが、なんとか見よう見まねででもできるものですね。

文字盤の厚みを調節するところが一番苦労しましたが、糸鋸を買ってくればもっと簡単に解決したと思うので、DIYに便利な工具はもう少し揃えていこうと思いました。

あと余裕があれば、5分間隔の目盛りのところに、「5」「10」などの数字シールを貼っても良かったかなと。

もう少し大きな文字盤で作った方が色々書き込みやすかったかなと思うのですが、それは次回の参考にしておこうと思います^^

今回はおもちゃの知育時計をベースにしましたが、もともとの掛け時計のベースを直接アレンジしてもいいんですよ。

イラストやデザインが得意な方は、文字盤と同じサイズの薄めのボール紙を用意して、オリジナルの文字盤を描いていけばOKです。
針を取り外したあと、オリジナルの文字盤を貼り付ければ完成しますので、おもちゃの知育時計を分解する作業がない分、行程的には簡単なはずです。

知育時計はそれなりにお値段のするものが多いのですが、今回は約400円でかわいい知育時計が作れて満足しています。
子供の生活に少しずつ取り入れて、時計を読む感覚が自然に身につきますように。