子供が突然吐いたり下痢で汚れてしまった時の処理グッズは、100円均一ショップで揃えることができます。

下痢や嘔吐は、ウイルスの感染による症状である可能性があります。特にノロウイルスのように感染力の強いウイルスが原因であった場合、下痢や嘔吐後に適切に処理をしなければ、他の家族にまで感染が広がってしまう可能性があります。

保育園や小学校などの集団生活の中では、どうしても感染系の病気が流行りやすくなってしまいますよね。

うつらないように気を付けることも大切ですが、もしも症状が出てしまった場合に焦らず対応することで感染の広がりをストップすることも可能。素早い対応のためにも、処理グッズは常に家庭内にストックしておくことをおすすめします。

今回は、子供が下痢をしたリ吐いてしまった時にどんなグッズを揃えておけばよいのかをまとめてみました。すべて100円均一の商品です。参考にしてくださいね。

子供の下痢や吐いた時の対応

子供が下痢をした時、吐いた時。突然の事だとビックリしますよね。

下痢や嘔吐の原因は様々ですが、「これはもしかして？」とノロウイルスなどが原因となっている可能性が考えられる場合は、処理する人は感染を広げないように適切に処理をする必要があります。

何をどうすればよいのかわからない時でも、とりあえず準備さえしておけば、慌てていても適切な処置ができるはずです。

今回はそんな下痢や嘔吐時の処理に、あると便利なグッズを100円均一ショップで揃えてきました。
どんなものが必要かご紹介していきますので、参考にしてみてください。

子供の下痢や嘔吐の処理に必要なグッズ

子供の下痢や嘔吐の処理には以下のようなグッズがあると安心です。

• 蓋つきバケツ
• 塩素系漂白剤
• 使い捨て手袋
• 使い捨てマスク
• ペーパー類
• ビニール袋

全て100円均一で揃います。

まずは蓋つきのバケツ。できる限り蓋つきの物を用意するのがおすすめです。

汚れてしまった物の浸け置き消毒や、処理をしたあとのゴミなどの始末に使用します。

バケツは場所をとるので、普段の収納を考えるとできるだけコンパクトな物を選びたくなるかもしれません。

しかしもしもウイルスに感染してしまっていた場合は、繰り返し下痢や嘔吐があります。その都度汚れた物を浸けて消毒したいので、ここはしっかりつかるだけの容量があるタイプを選んでください。

バケツに蓋がない場合は、せめて新聞紙などで蓋をしておいてください。

物を浸けて消毒する用と、ゴミの袋を貯めておくように2つあると完璧ですね。

殺菌には次亜塩素酸ナトリウムが主成分の漂白剤を使用します。

「次亜塩素酸ナトリウム」が入っている漂白剤とは、塩素系の漂白剤の事だと思ってください。キッチン用の漂白剤の多くが次亜塩素酸ナトリウムの漂白剤ですよ。

この漂白剤を薄めて汚れた物を浸けたり、拭き掃除に使用することで、ノロウイルス等のアルコール消毒では死滅しないような強力なウイルスの処理を行うことができるんです。

使用する漂白剤の濃度は、浸け置きで1,000ppm。拭き掃除で200ppm。（参考：ノロウイルスに関するQ&A｜厚生労働省）

漂白剤の希釈に便利なのが、空の500mlペットボトル。

1,000ppmの濃度の消毒液を作るためには、500mlペットボトルに漂白剤をキャップ約2杯分（約10ml）+いっぱいまで水を入れれば完成。
200ppmの濃度の場合は、500mlペットボトルに漂白剤をキャップ約1/2杯分（約2ml）+いっぱいまで水を入れればOKです。

浸け置きの場合、約10分の浸け置きで消毒できます。
拭き掃除の際は、拭いた後10分程度おいてから水拭きしてください。

消毒液の作り置きはできませんので、できるだけ直前に作るようにしてください。

漂白剤は薄めて使用しますが、直接手で触ると刺激が強すぎますので、拭き掃除の際は必ず手袋を使用してください。

素手で処理をしてしまうと、処理後にあちこちを触ることでウイルスを拡散させてしまうことも考えられますし（通常の手洗い程度ではノロウイルスは死にません）、処理の際は必ず手袋を使用しましょう。

個人的には、ピッタリしたものよりも緩めの方が、着脱が便利なので使いやすく感じています。

すっぽ抜けそうであれば、手首のところを輪ゴムで留めておけばいいですよ。

処理している人への感染予防としては、マスクの着用も大切です。

吐しゃ物や便の処理をする時、ウイルスも空気中に舞い散っています。
処理をしながらウイルスを吸い込んでしまうのを防ぐ意味で、マスクはとても大切な役割を果たしてくれるんですよ。

大容量タイプでも十分なので、必ず装着して処理にあたるようにしましょう。

サッと拭き取りやすいペーパー類も常備しておきましょう。キッチンペーパーでもいいですね。

トイレ内の処理であれば、そのまま流せるトイレットペーパーが便利です。

拭き取ったペーパー類は、しっかり密封して処理する必要があります。ビニール袋はたくさん用意しておくと安心ですよ。

スーパーなどで袋詰めの際にもらえるようなビニール袋で十分です。

しかし処理にはかなりの枚数を使用する上に、ウイルスの拡散防止には要の役割になる大切なものなので、できるだけたくさんストックしておくと安心ですね。

ウイルス拡散を防ぐための嘔吐下痢の処理方法

ウイルスはできるだけ拡散させないに越したことがないです。

もしもトイレ内が汚れてしまった場合は、漂白剤を希釈したものとトイレットペーパーで丁寧に掃除したうえで、ペーパー類はトイレに流してしまいましょう。

室内が汚れてしまった場合は、同じく漂白剤を希釈したものとペーパー類で丁寧に掃除します。

処理後のペーパーやマスク・手袋類は、ビニール袋を2重にしたもので密封して処理します。

まずビニール袋を2重重ねにして、口を大きく開いた状態にします。

内側のビニール袋の中に、掃除に使用したペーパーを入れて口をしっかり閉じましょう。（※この時まだ手袋とマスクは装着したままです）

内側の袋の口をキッチリ縛ったらそのまま、手袋とマスクを外して外側の袋の中に入れましょう。

全て袋に入ったら、内側の袋や手袋等を入れた状態で、しっかり口を縛ります。

その後、蓋つきのバケツ等の中へ捨ててしまいます。

こうすることで、極力ウイルスが手に付着することを防げます。

100円均一で下痢や嘔吐の処理グッズは揃います

こうしてみると下痢や嘔吐時の処理アイテムを色々と揃えないといけなくて大変に感じるかもしれないですが、100円均一ショップに行けば一通りの物は揃います。

処理に大切なのは、まずは正しい知識。そして必要なものの準備。

今回ご紹介したグッズを一通りそろえても、たったの700円です（※一つ200円商品がありました）。起こってから焦るのではなく、普段から準備しておきたいところですね。